「じゃあ、次何をする?」——Metamoveという考え方が生まれた原点
Metamoveの原点
「じゃあ、次何をする?」
Metamoveの原点は、
私が大学生だった頃のある出来事にあります。
当時私は、3歳から始めた体操競技人生を21歳で終え、体操以外で夢中になれることを探しながら、就職活動をしていました。
その中で参加していたのが、Teach For Japanという教育系NPO法人の活動です。

東日本大震災で被災し、東京に移り住んできた子どもたちを、学生ボランティアで支援するプロジェクトでした。
そのプロジェクトで、私は初めてプロジェクトマネージャーを任されました。
40人ほどの学生や関係者をまとめる、大きな役割でした。
ある夜、父とぶつかりました
ある夜、自宅の部屋でプロジェクトのキックオフミーティングをSkypeで行っていました。
すると突然、父が部屋に入ってきて、
「うるさい」
と怒鳴りました。
口論になり、そのままパソコンを閉じられ、会議は強制的に終わりました。
父は言いました。
「そんなことやってないで就職活動をしろ」
当時の私にとって、体操以外でようやく夢中になれた活動が、このTeach For Japanの活動でした。
それを失うかもしれない。
そして、尊敬していた仲間や先輩たちにも迷惑をかけてしまった。
そんな思いで、とても苦しかったことを覚えています。
数分後、一通のメールが届きました
送り主は、当時お世話になっていた上野聡太さんでした。
メールのタイトルは、
「じゃあ、次何をする?」
そこには、プロジェクトマネージャーとして関わることができなくなったとしても、これで縁が終わるわけではない。
「もっちゃんは、これからどう関わっていきたい?」
そんな言葉が書かれていました。
責めるのでもなく、
諦めるのでもなく、
次を信じてくれている言葉でした。
そのとき私は、本当に救われました。
どう進めばいいのか分からなくなっていた自分の足を、もう一度前へ進めてくれる言葉でした。
「答え」ではなく、「次」を考える
それから私は、体操指導の中でも、この考え方をとても大切にするようになりました。
子どもが失敗したとき。
できなかったとき。
そこで私が答えをすべて与えるのではなく、
「じゃあ、次どうする?」
と問いかける。
すると、
「もう一回やる!」
「次はこうしてみよう!」
と、自分で次の一歩を考え始めます。
失敗を終わりにするのではなく、
次の行動を考える材料にする。
それは、体操だけの話ではありません。
身体を動かし、挑戦し、失敗し、考え、また挑戦する
生きていれば、うまくいかないことがあります。
思った通りにならないこともあります。
大切なのは、失敗しないことではなく、
そのあと、自分で次の一歩を決められること。
身体を動かし、
挑戦し、
失敗し、
考え、
また挑戦する。
その中で子どもたちは、
自分の次の一歩を見つけていきます。
それが、私たちが大切にしている
Metamove®
という考え方です。
挑戦する人になる場所
Metamove Gymは、技ができるようになることだけを目的とした体操教室ではありません。
体操という、何度も挑戦と失敗を繰り返すスポーツだからこそ育てられる力があると考えています。
自分の状態を知る。
できなかった理由を考える。
次に何をするか決める。
そして、もう一度挑戦する。
私自身が一つの問いに背中を押してもらったように、
子どもたちにも、自分で「次」を見つけられる人になってほしい。
「じゃあ、次何をする?」
この問いが、Metamoveの原点です。
Find your next move.
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